Story
la cornarってこんな人と題し
生い立ちから現在に至るまでを簡単にまとめました
ぜひ、楽しんで最後まで読んで頂けると嬉しいです
東京都新宿区出身。世田谷育ち
私の小学校の教育は実にユニークで
通信簿のない6年間でした
授業には、散歩・映像・舞踊・彫塑など
挙げればきりがない程のユニークな教育
校舎の裏での坂滑り
ザリガニ釣りをして池に落っこちる
泥団子に夢中になり時間が経つのをつい忘れる
豊かな自然と個性尊重の教育の中でのんびりと大きくなりました
私の母は
飯田みゆきアートフラワーの師範で
学校から帰ってくるとお教室の生徒さん達が家にいることが多く
綺麗なお花のアートが家の中にたくさんあり
母が楽しそうに作品を作る姿を毎日のように見て育ちました
5歳になると母に手を引かれてバレエ教室へ
その後12年間続けたバレエへは週に6回通い
バレエ漬けの日々を送ることになるのですが
一緒に舞台を踏んだオペラ座のソリスト達から学んだ舞台芸術は
癒しという名前に変わり
私の中に少しづつ降り積もり
癒される作品を描きたいと思う根っこになっていきました
大学を卒業してからは
インテリアコーディネーターの学校に2年間通い
特にカラーの勉強がとても楽しく
これはその後の自分に
とても役に立つものとなりました
育ってきた全ての環境が
今の私、la cornarに繋がっているのだと思います
・
卒業後はインテリアコーディネーターとして働き
カラーや装飾・空間の間の取り方など
目や耳に入るものの全てが新鮮でした
そしていよいよ退職後
当時アメリカから入ってきたばかりで
一気にブームになったトールペイントに出逢い
その美しい作品を自分の手で産み出せることに感動し
夢中になりました
その頃、人生の大きな転機があり
もう何もしたくないな
と、気持ちが沈んでいたのですが
そこから私を救ってくれたのがトールペイントでした
朝の明るい陽が差し込む楽しい時も
沈んでいる気持ちの暗い夜も
いつもいつも
傍にいてくれた親友のような存在
子供が産まれてからは少しの時間を惜むように
片手に筆・片手に哺乳瓶で描いていた時もあり
幼稚園のお迎えに行く私の手には
必ずと言って良いほど絵具が付いていて
よくママ友に笑われたことを思い出します。
子供達が少し大きくなると
自宅でレッスンを始めた私の傍らで
子供達も一緒に描き
楽しそうにしていました
今では懐かしい思い出です
途中からは母も加わり
毎年夏にはたくさんの未完成の作品を持って山の家に籠り
朝から晩まで母と一緒に筆を持つ日々でした
今思うと
その時には気がつかなかったけれど
他の何にもかえられない
大切な大切な日々だったのだなと感じています
この日々があるから
私は強い芯を心の中に持っていられる
この先もずっと
母はもう亡くなっていますが
彼女の作品は色焦ることなく
今でも静かに私の生活を見守ってくれています
いつか私の作品を見て
子供達や友達が私のことを思い出してくれたら
そして大切な人たちの生活を静かに見守ることができたら
こんなにハッピーなことはありません
最後になりましたがホームページ制作にあたり
お力添え頂いたHさん
日々の活動を縁の下の力持ちのように支えてくれるMちゃん
この場を借りて、大きなありがとうを伝えます♡
ありがとうございました
(こちらは、母の最期の作品で、完成を待たずに亡くなってしまったので、私が最後まで仕上げた作品です)
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